CLRについて

設立趣旨

 高等教育においては、学習や教育の質の向上が喫緊の課題となっていますが、これは高等教育に対する社会からの要請でもあります。このような要請に対応するために、大学ではアクティブ・ラーニングの推進や課題解決能力の涵養に取り組んできましたが、電子的学習資源を利用すること、またそのために必要な環境を整備することはこの課題を解決する上で重要な要素です。

 今日、知識基盤社会をむかえ、その基盤の主要な構成要素をなす電子的学習資源の重要性はますます高まっています。このような環境の下で、電子的学習資源の質の向上、および量の拡大の重要性については言をまたず、また大学間での共有を促進することは高等教育の質の向上のために不可欠です。

 学習、教育を目的とする電子的学習資源の利用は、高等教育の公共性に鑑み、可能な限り自由に行うことができてしかるべきです。しかし同時に、著作権者に対しては敬意を払い、その権利を尊重することも、継続的かつ安定的に教育、学習に資する著作物を生み出す環境を維持する上で重要です。また大学組織のコンプライアンスのためにも、著作物の利用に関して、大学としての組織的な対応が必要です。

 このような状況に鑑み、本コンソーシアムは、現下の電子情報環境下において、電子的学習資源の製作、共有化を促進し、また学習・教育において著作物を最適に利用できる環境を整備するための検討を行い、具体化することを目的とします。このような取り組みは、広く学術出版文化の発展に貢献するとともに、知識基盤社会における学術情報基盤の強化にも資するものであります。

 なお、現下のオープンエデュケーション、オープンデータの動向も踏まえ、本コンソーシアムでも電子的学習資源の自由な流通環境の構築に向けた取り組みについての検討を今後進めて行く予定です。